Mr.Y’s ALIVE INDUSTRY GRAD TYPE 1
今回のバイクチェックはノーブレーキで美しいルックスのY氏のALIVE INDUSTRY GRAD TYPE 1を紹介します。このGRADフレームはALIVE INDUSTRYファウンダーのうちの一人の伊藤悠吾とライダー比嘉竜太郎のシグネーチャーフレーム。
通常ノーブレーキにする場合は取り外し式のREMOVABLE MOUNTのブレーキ台座を外すのが一般的ですが、このフレームにはREMOVABLE MOUNTのブレーキ台座は採用されてません。
購入時にノーブレーキかブレーキ台座付きを選択する必要がありますが、ノーブレーキの場合は台座を取り付けるネジ穴もなく美しく、ブレーキを必要とするライダーには溶接された台座によってREMOVABLE MOUNTのブレーキ台座特有の緩みやガタがない快適にブレーキが使える仕様となっています。ブレーキを使うライダーはやはりブレーキ台座が溶接された方が絶対的な安心感があります。
ブレーキに関して話が長くなってしまいましたが、元々はUKのBMXブランドUNITEDからサポートを受けていたガチプロライダーだったY氏。現在は週末のファンライディングを楽しむ良きパパライダーです。ただ元プロライダーですので現在でもライディングはメチャクチャ上手いです。
UNITEDのサポート時代は全てUNITEDパーツなどで固められてましたが、現在は自身の好みで全てをチョイス。ストリートでもタイトなアールやパークでもボウルなどが得意なY氏は太めのタイヤで空気圧も高め。スピード域が高いライディングを得意とする彼らしいBMXに仕上がってます。
日本では一般的に短めのトップチューブ、CS長を選ぶ傾向が海外に比べて多いです。もちろん体格も異なりますが、もし彼のようにハイスピードなライディングをしたいなら少し長めのトップチューブでホイールベースを長くして安定性高め、CSも少し長めにすることで挙動の変化が緩やかになり、おすすめのセッティングと言えます。ハンドルの高さも8.75と低めで挙動の唐突な変化を抑えてます。
このように同じように見えてBMXはフレームのジオメトリーで大きく乗り味が変わります。今回のY氏のセッティングはめちゃくちゃ乗りやすいですというY氏のコメント通り、自身の得意領域に的確に的を絞ったセッティングが施された一台だと思います。
W-BASEでは初心者の方にこのようなスタイルでBMXを乗ってみたい!など要望を詳しく聞いて、細やかにフレームサイズなどその方に合ったBMXを選んだり、見た目だけでなく、乗り味を変化させたいカスタムのアドバイスができますので、ぜひご来店頂ければと思います。
RIDER: Mr.Y(?/men/?才)
FRAME:ALIVE INDUSTRY GRAD TYPE 1 TT/21 CS/13.6”-13.85″
FORK:ECLAT STORM 30mm
HEAD PARTS:ECLAT
HANDLE BAR:KINK 8.75
GRIP:FLY RUBEN-2
BAR END:ECLAT TECK BAREND
STEM:MULLET TYPE-H 53mm
CRANK:UNITED NASH CRANK 175mm
CRANK RING:ALIVE INDUSTRY B.L SPROCKET 30T
CHAIN:ECLAT DIESEL
BB:UNITED
PEDAL:FLY RUBEN
FRONT HUB:TREE STRAIGHT PULL V3 FRONT HUB
REAR HUB:TREE STRAIGHT PULL V3 REAR HUB 10T
FRONT RIM:ECLAT BONDI
REAR RIM:ECLAT BONDI
FRONT TIRE:ECLAT FIREBALL 2.4
REAR TIRE:ECLAT FIREBALL 2.4
TUBE:ZEN ULTRA LIGHT TUBE
SEAT:ECLAT EXILE PIVOTAL SEAT